
松戸市の支援制度、ざっくり言うと
松戸市は、子育て支援の手厚さと住宅取得の後押しが両立している市です。
とくに大きいのが、親世帯の近くに住むために家を買うと最大100万円が受けられる「親元近居・同居住宅取得支援」。新婚世帯向けにも最大60万円の支援があります。
子育て面では、私立幼稚園の預かり保育に市が独自で月3万円まで上乗せするなど、松戸市ならではの制度が目立ちます。
まずはどんな制度があるかを知り、気になるものを公式ページで確認するのがおすすめです。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の松戸市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、松戸市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、松戸市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
☀ 住宅用省エネルギー設備等設置費補助金
対象:市内の住宅にエネファーム・太陽光・蓄電池・断熱窓・V2H・EVなどを設置する人(認定リストの登録製品が対象)補助額の目安:エネファーム=上限10万円/太陽光=1kWあたり2万円・上限6万円/蓄電池=上限7万円/窓の断熱改修=対象経費の4分の1・上限8万円/V2H=対象経費の10分の1・上限25万円/宅配ボックス=対象経費の2分の1・上限5〜10万円受付:令和8年4月1日〜令和9年2月26日。先着順で予算に達し次第終了
🏡 省エネルギー住宅普及促進事業費補助金(LCCM住宅)
対象:LCCM住宅(ライフサイクル全体で二酸化炭素の収支をマイナスにする住宅)を新築・購入・改修する人補助額の目安:上限50万円(1人1回限り。土地の購入費は対象外)受付:令和8年4月1日〜令和9年2月26日の先着順
🔨 木造住宅耐震改修費補助金
対象:2000年5月31日以前に建築された地上2階以下・在来軸組工法の木造住宅で、耐震評点1.0未満のもの(所有者が居住・市税の滞納がないこと)補助額の目安:設計・工事・監理費の5分の4・上限100万円注意:令和8年5月7日〜11月13日が申請期間。契約前の事前相談が必須です
🔍 木造住宅耐震診断費補助金+改修に伴うリフォーム助成
耐震診断:耐震診断士への費用の3分の2・上限5万円(令和8年5月7日〜11月30日。診断の実施前に申請)リフォーム助成:上の耐震改修補助を使い、あわせてリフォームする場合に工事費の10分の1・上限30万円(令和8年度は25戸の枠)対象:2000年5月31日以前に建築された在来軸組工法・地上2階以下の木造住宅
🧱 危険コンクリートブロック塀等対策(除却)事業補助金
対象:建築基準法上の道路に面し、市の現地調査で危険と認められたブロック塀(所有者本人・市税の滞納がないこと)補助額の目安:実際の除却費用と「塀の長さ1mあたり15,000円」の低いほう・上限20万円注意:令和8年5月7日〜11月30日。契約前の事前相談が必須
💧 雨どい取付型雨水貯留タンク設置事業補助金
対象:雨どいに取り付けるタイプで、合計容量100L以上の雨水タンクを設置する人補助額の目安:購入・設置費の2分の1。100〜300L未満は上限2万円、300L以上は上限3万円注意:交付決定後に購入する必要があります(決定前に買うと対象外)
👶 出産・子育ての支援
🏥 子ども医療費助成(高校3年生相当まで)
対象:0歳から高校3年生相当までの子ども。所得制限なし自己負担の目安:通院1回・入院1日あたり200円、調剤は無料。市民税所得割が非課税の世帯はすべて無料。同じ月・同じ医療機関で通院6回目・入院11日目以降は自己負担なし
🤰 妊婦のための支援給付
対象:令和7年4月1日以降に出産、または現在妊娠中で医療機関で胎児の心拍が確認できた人(申請・受給は妊婦本人)給付額の目安:妊娠時に5万円+出産後に赤ちゃん1人あたり5万円(多胎の場合は人数分)申請期限:1回目は心拍確認から1年以内、2回目は出産から1年以内
🎒 私立幼稚園 預かり保育料の助成(松戸市独自の上乗せ)
内容:国の施設等利用給付に加えて、松戸市が独自に月額上限30,000円を上乗せ。組み合わせることで自己負担がほとんどかからないケースもあります対象:施設等利用給付認定を受けた世帯(就労時間などの条件あり)。市内の私立幼稚園が対象注意:認定の区分や就労状況によって助成額が変わります
🍼 認可外保育施設の保育料助成(松戸市独自)
対象:認可保育所などに申し込んで「保留」の通知を受けた課税世帯の0〜2歳児で、認可外保育施設に通う場合助成額の目安:令和8年度は月額上限21,800円(実際の保育料が上限)注意:申請の時期は市公式ページで確認してください
🍚 給食費の支援(保育所・幼稚園/中学校)
保育所・認定こども園:副食費などの支払いが免除。第3子以降は全額免除、それ以外も月1,000円分が免除されます幼稚園・認可外:月額1,000円の支援金(申請が必要)中学校:第1子・第2子は1食62円の減額(申請不要)、第3子以降は全額免除(申請が必要)。弁当を持参する場合の補助もあります
🚲 幼児同乗用自転車等・多胎児用ベビーカーの購入支援
幼児同乗用自転車:購入金額の2分の1・上限50,000円。未就学児2人以上の親権者などが対象で、市内の販売店で購入することが条件(1世帯1台)多胎児用ベビーカー:購入・レンタル費用の2分の1・上限30,000円(1世帯1回・新品のみ)多胎児家庭のタクシー助成:健診や予防接種などの移動に1回あたり上限2,000円、各年30回まで
🌱 不妊治療(先進医療)の助成・産後ケア
不妊治療(先進医療):1回の治療につき先進医療費の10分の7・上限3万円(年齢により通算3〜6回まで)産後ケア:宿泊型・日帰り型・訪問型を合わせて7日以内。課税世帯は1日700〜2,000円ほど、非課税世帯・生活保護世帯は無料新生児聴覚スクリーニング:生後50日以内に初めて受けた検査に上限3,000円
📝 子どもの受験応援助成
対象:生活保護世帯・児童扶養手当受給世帯・非課税世帯などの受験生助成額の目安:大学等=受験料上限53,000円+模擬試験料上限8,000円/中学3年生=模擬試験料上限6,000円受付:令和8年6月1日〜令和9年3月19日(オンラインまたは郵送)
👪 ひとり親家庭への支援・遺児手当(松戸市独自)
ひとり親家庭等医療費等助成:非課税世帯は全額無料。それ以外は通院1回・入院1日につき親300円/子200円、調剤は無料(所得制限あり)遺児手当(市独自):両親が亡くなった場合は月額10,500円、父母のいずれかが亡くなった場合は月額5,500円(所得制限あり)
💍 結婚・移住・定住の支援
🏠 親元近居・同居住宅取得支援
対象:市内に1年以上住む親世帯の近くに住むために、市内の住宅(中古も可)を取得する子育て世帯、または夫婦ともに42歳以下の若者夫婦世帯補助額の目安:最大100万円(近居50万円/同居75万円/市外からの転入で25万円加算)近居の目安:親世帯と直線で2km以内など(面積などの要件もあります)注意:住宅取得の契約を結ぶ「前」に事前相談が必須です。契約後では受けられません
💍 結婚新生活住宅支援
対象:令和8年1月1日〜令和9年3月31日に婚姻届を出し、婚姻時に夫婦ともに39歳以下、世帯の合計所得が500万円未満の世帯補助額の目安:夫婦ともに29歳以下=60万円/夫婦ともに39歳以下=30万円対象になる費用:住宅の新築・購入、家賃(上限2か月分)・敷金・礼金・仲介手数料、引越費用、機能維持のためのリフォーム注意:夫婦それぞれが指定の講座を受講する必要があります。令和8年6月1日から受付、先着順で予算に達し次第終了
ℹ️ 移住支援金・家賃補助・空き家バンクは確認できませんでした(2026年時点)
松戸市では、東京圏からの移住支援金や、若者・新婚世帯向けの家賃補助(結婚新生活住宅支援を除く)、空き家バンクは確認できませんでした。奨学金の返還支援も、一般向けではなく保育士向けの制度のみです。三世代同居については、上で紹介した「親元近居・同居住宅取得支援」がその役割を担っています。空き家については、市が宅建協会と協定を結んだ相談窓口が用意されています。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
🏠 親の近くに住みたい・松戸市で家を買う人
・親元近居・同居住宅取得支援(最大100万円・契約前の事前相談が必須)・結婚新生活住宅支援(新婚世帯は最大60万円)・省エネルギー住宅普及促進事業費補助金(LCCM住宅は上限50万円)・住宅用省エネルギー設備等設置費補助金(新居に省エネ設備を入れる場合)
👨👩👧 子育て世帯
・子ども医療費助成(高校3年生相当まで・所得制限なし・調剤無料)・私立幼稚園 預かり保育料の助成(市が独自に月3万円まで上乗せ)・給食費の支援(保育所・幼稚園・中学校。第3子以降は全額免除)・幼児同乗用自転車の購入支援(上限5万円)、多胎児家庭への支援
🔨 古い戸建てを持っている人
・木造住宅耐震診断費補助金(診断前の申請が必要)・木造住宅耐震改修費補助金(上限100万円)+リフォーム助成(上限30万円)・危険コンクリートブロック塀等対策(除却)事業補助金(上限20万円)
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
⏰ ①「予算がなくなり次第終了」の制度がある
省エネ設備の補助や住宅系の支援は、年度ごとに予算の枠が決まっています。人気の制度は年度の途中で受付が終わることもあるので、早めの確認・申請が安心です。
📄 ②「契約・工事の前」に事前相談が必要な制度が多い
松戸市は、親元近居・同居住宅取得支援、耐震改修、ブロック塀の除却、雨水タンクなど、契約や着工の前に事前相談・申請が必要な制度が目立ちます。とくに住宅取得の支援は、契約を結んだあとでは受けられません。動き出す前に必ず確認しましょう。
🔗 ③ 最新情報は必ず公式ページで
金額・対象・期間は年度ごとに変わります。このページはあくまで入り口として使い、申請時は各制度の公式ページや担当窓口で最新の内容を確認してください。
まとめ|松戸市の補助金は「使えるものを知る」ことから
松戸市には、住宅取得の後押しから子育て世帯への手厚い支援まで、暮らしを支える補助金・給付金がそろっています。
とくに親元近居・同居住宅取得支援(最大100万円)と結婚新生活住宅支援(最大60万円)は、これから松戸市に住む人にとって大きな後押しです。私立幼稚園の預かり保育への市独自の上乗せなど、子育て世帯向けの制度が充実しているのも特徴です。
制度は「知らないと使えない」ものがほとんどです。とくに住宅系は契約前の相談が必要なものが多いので、家さがしを始める前に、松戸市の公式ページで詳しい条件を確認してみてください。