
勝浦市の支援制度、ざっくり言うと
勝浦市の最大の特徴は「無償化フルセット」です。0〜2歳の保育料が市独自に無償、3〜5歳は主食費・副食費も無償、小中学校の給食費も市の案内では全額補助とされています。
子ども医療費は高校生相当まで自己負担なし・所得制限なし。生まれてから高校卒業まで、お金の心配が少ない市といえます。
出産すると第2子で20万円、第3子以降で40万円の出産祝金。さらにおむつ等の給付券が10万円分支給されます。
移住支援金は世帯100万円+18歳未満の子1人につき100万円。市独自の若者等住宅取得奨励金(最大60万円)とあわせて使える可能性があります。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の勝浦市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、勝浦市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、勝浦市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
🚿 合併処理浄化槽設置事業補助金(住宅系で最大)
補助額の目安:5人槽=単独転換732,000円/汲取転換672,000円/6〜7人槽=814,000円/754,000円/8〜10人槽=948,000円/888,000円対象:処理対象人槽10人以下で、単独処理浄化槽・汲取り便槽から合併処理浄化槽への設置替え。市内在住または市内に居住しようとする方注意:新築時の新設は対象外です(設置替えに限られます)。市税の滞納がないこと、補助事業年度内に設置替えを行うことが条件です。受付期間はページに明記がないため市へ確認してください
🔨 木造住宅耐震化促進事業(診断・改修・除却・シェルター)
補助額の目安:耐震診断=15万円/耐震改修(設計+工事+工事監理)=3分の2・上限100万円/除却=100分の23・上限20万円/耐震シェルター等設置=2分の1・上限20万円対象:昭和56年5月31日以前に建築された市内の木造一戸建て・併用住宅で地上2階建て以下。在来軸組・伝統的構法・枠組壁工法。特定空家等の認定を受けていないこと要件:勝浦市の住民基本台帳に記載され対象住宅を所有していること。世帯に市税等の滞納者がいないこと。補助対象住宅1棟につき1回限り★申請期限:工事等の実施前、かつ当該年度の12月10日まで。年度末まで申請できるわけではありません
🧱 危険ブロック塀等改修促進事業補助金(生垣の新設もここに含まれます)
補助額の目安:「撤去する塀の長さ1mあたり10,000円+新設する工作物等の長さ1mあたり7,000円」の合計額と、補助対象経費の2分の1を比べて少ない方。上限300,000円対象:通学路等に面する高さ1.2m超の危険ブロック塀等の撤去工事と、それに付随する新設工事(軽量フェンス・生垣など)。生垣は樹木を1mあたり2本以上の間隔で植栽すること要件:所有者・管理者である個人(事業者・販売目的は対象外)。市税等の滞納がないこと。一団の土地につき1回限り★申請期限:工事着手前、かつ当該年度の4月1日〜12月20日。実績報告は完了後30日以内または当該年度3月20日の早い方まで補足:勝浦市に独立した「生垣設置補助」はなく、この制度の新設工事枠が実質的にそれにあたります
🏚 空き家流通促進補助金(家財処分費・リフォーム費)
家財道具等処分費:補助対象経費の2分の1・上限30万円。空き家バンク未登録の空き家の所有者が対象リフォーム費:補助対象工事経費の2分の1・上限50万円。空き家バンクを経由した売買・賃貸借契約が成約済みであることが条件で、物件登録者または居住利用者が対象共通の要件:市税等の滞納がないこと、過去にこの補助を受けていないこと注意:市公式ページの更新日が2024年4月のため、令和8年度の予算枠・金額は市へ確認してください
☀ 住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金
補助額の目安:エネファーム=10万円/蓄電池=7万円/窓の断熱改修=8万円/EV・PHV=太陽光+V2H併設で15万円、太陽光のみ併設で10万円/V2H充放電設備=25万円/集合住宅用充電設備=50〜100万円★予算残額が公開されています:市のページには「家庭用燃料電池システムは当初予算240万円に対し予算残額156万円」といった実際の残額が公開されています。先着順で予算がなくなり次第終了です注意:太陽光発電単体への補助は金額の記載を確認できませんでした(EV補助の「併設要件」としてのみ登場します)。実績報告は令和9年3月10日までに間に合うことが条件です
🏘 空き家活用奨励金交付制度/空き家バンク
空き家活用奨励金:空き家バンクに登録し、利用希望者と賃貸借契約が成立した空き家の所有者に1件につき10万円。3親等以内の親族間契約は対象外で、同一空き家につき1回限りです空き家バンク:物件情報は外部のポータルサイトで公開されています。空き家バンク登録物件は、上の流通促進補助金や、後で紹介する若者等住宅取得奨励金の年齢要件が免除されるなど、他の制度と連動しています注意:空き家活用奨励金はページの更新日が2024年1月と古いため、令和8年度の継続は市へ確認してください
👶 出産・子育ての支援
🎁 第2子以降の出産祝金(市独自)
給付額:第2子=200,000円/第3子以降=400,000円対象:令和7年4月1日以後の出生。現に対象児を養育し、出生日に勝浦市の住民基本台帳に記録されていること要件:交付後1年以上、対象児とともに市内に住所を有する意思があること。市税の滞納がないこと申請期限:出生日から1年以内
🍼 乳児おむつ等給付券支給事業(10万円分)
支給額:出生により勝浦市に記載された児=100,000円分(額面5,000円×20枚)/転入等により記載された児=50,000円分(5,000円×10枚)使いみち:市内の薬局・薬店で、おむつ・おしりふき・乳児用ミルク・ベビーフード等に引き換えられます対象:満1歳未満の乳児★注意:市公式の別ページや千葉県の移住ポータルには「70,000円分」という古い金額が残っています。制度ページ(2026年4月1日更新)の10万円分が最新です
🏠 在宅子育て助成制度(月1万円・市独自)
助成額:対象児童1人につき月額10,000円対象期間:生後8週間になる日の属する月の翌月から、満3歳に達する日以後の最初の3月31日まで(通算で最大約36万円)要件:勝浦市に住所があること/配偶者を含め雇用保険法の育児休業給付金を受給していないこと/対象児童が保育所等に入所していないこと/生活保護を受けていないこと
🆓 0〜2歳児の保育料無償化+主食費・副食費の無償化(市独自)
0〜2歳児の保育料:国の無償化は3〜5歳が原則ですが、勝浦市は令和7年度から0〜2歳児も市独自に無償化しています主食費・副食費:満3歳以上児の主食費・副食費も無償ですうれしいポイント:対象児童とその保護者が市内に住所を有していれば、市外の保育所等に通っていても対象になります注意:所得制限についてはページに記載がありません。副食費の月額も市公式では確認できませんでした
🏥 子ども医療費助成事業(高校生相当まで自己負担なし)
対象:0歳〜18歳到達後最初の3月31日まで(在学の有無を問いません)自己負担:なし/所得制限もなし経緯:令和5年8月1日より、対象年齢が中学校修了(15歳)から高校生相当(18歳)まで拡大されました
🩺 不妊治療助成/不育症治療・検査費助成
不妊治療:本人負担額から医療保険給付分を除いた額の2分の1・年額上限200,000円(千円未満切捨)。申請者ごとに通算3回まで。法律上の婚姻関係にある夫婦で、夫婦の両方または一方が市内に住所を有すること。申請期限は治療を受けた年度の3月31日まで不育症:1治療期間の本人負担額に相当する額で上限300,000円(1,000円未満切捨)。夫婦のいずれかが勝浦市民で、医師が治療・検査を必要と認めた場合。他の自治体の類似助成を受けていないこと
🎓 大学受験料等への補助(珍しい制度)
補助額:大学等受験生=受験料 上限53,000円、模擬試験 上限8,000円/中学3年生=模擬試験 上限6,000円対象:受験者または扶養者が申請日時点で市内に住民登録があり、児童扶養手当受給世帯相当の所得水準または住民税非課税世帯であること注意:申請期間の記載がページにないため、市へ確認してください
🚃 高校生等通学定期券購入費補助金/通勤通学者特急券購入費補助金
通学定期券(令和8年度開始):自宅から通学先までの区間の定期券購入金額の30%。市内在住で市外の高等学校等に通学、または市外在住で市内の高等学校等に通学する生徒やその保護者が対象。定期券の有効期間のうち令和8年4月以降の期間が対象です特急券:対象区間の特急券購入金額の50%・月間上限20,000円(月間購入額10,000円以上が要件)。市内在住で市外へ通勤・通学、または市外在住で市内へ通勤・通学する方が対象注意:特急券のほうは、ページ上の更新日と「令和8年4月1日より開始」の記載が整合していません。開始年度は市へ確認してください
👪 ひとり親家庭への支援/就学援助制度
ひとり親家庭等医療費等助成:自己負担は入院1日300円・通院1回300円(低所得世帯は無料)。ほかに児童扶養手当、母子・父子・寡婦福祉資金貸付(年利1%)、入学祝金(20,000円〜40,000円)、高等学校等就学支援(児童1人あたり20,000円)があります就学援助の所得基準:2人世帯 約170万円以下/3人世帯 約247万円以下/4人世帯 約302万円以下/5人世帯 約352万円以下就学援助の金額:新入学学用品費=小64,300円・中81,000円/学用品費=小11,630円・中22,730円。ほか給食費・修学旅行費・通学費など注意:入学祝金・就学支援の金額は市の案内によるもので、要綱までは確認できていません。就学援助の単価もページの更新日が古いため、最新の額は学校教育課へ確認してください
👶 一時保育の助成/ファミリー・サポート・センター
一時保育の助成:1年度につき通算200時間分を助成(食事代等は対象外)。勝浦こども園の1号認定の保護者が対象で、クーポン券が発行されますファミサポの利用料:平日7時〜19時=700円/時間、平日の早朝・夜間=900円/時間、土日祝・年末年始=900円/時間(交通費・食事代別)。対象児童は原則生後3か月〜高校3年生注意:ファミサポの利用料に対する市の助成・減免はページに記載がありません補足:妊婦のための支援給付(妊娠時5万円+出産後5万円)は、勝浦市の専用ページを確認できませんでした。国の制度として全国で実施されていますが、詳しくは市へ確認してください
💍 結婚・移住・定住の支援
🚚 勝浦市移住支援事業支援金(東京圏から・最大級)
支給額:2人以上の世帯=1世帯につき100万円/単身=60万円。さらに18歳未満の子1人につき100万円を加算移住元の要件:東京23区に在住、または23区へ通勤していた期間の要件を満たすこと移住の要件:令和8年4月1日以降に勝浦市へ移住し、①就業(千葉県のマッチングサイト掲載求人など)②テレワーク(週20時間以上)③起業 ④関係人口・地域の担い手(農業・漁業・事業承継等)のいずれかに該当すること申請時期:転入後3か月以上1年以内。申請期限は令和9年2月26日まで注意:市が「予算に達した場合は、事前の予告なく終了となることがあります」と明記しています。まずは企画課 移住・定住支援係(0470-62-5095)へ相談してください
🏠 若者等住宅取得奨励金(最大60万円)
奨励金の額:1世帯につき40万円、転入者は20万円を加算=最大60万円対象:夫妻のいずれかが39歳以下であること。ただし空き家バンク登録物件を取得した場合は年齢要件が適用されません要件:取得した住宅を申請者が所有していること/5年以上の定住意思/市税等の滞納がないこと★申請期限:若者夫婦がその住宅に住所を有した日、または住宅を取得した日のいずれか遅い日から180日以内
🔑 若者等賃貸住宅入居奨励金(最大20万円)
奨励金の額:1世帯につき10万円、転入者は10万円を加算=最大20万円対象:満39歳以下の若者夫婦を含む世帯が、市内の民間賃貸住宅に住所を有すること要件:住所を有した日の前90日以内に賃貸借契約を締結していること/月額家賃3万円以上/2年以上の定住意思/市税等の滞納がないこと/生活保護受給世帯でないこと★申請期限:住所を有した日から90日以内注意:ページの更新日が2024年9月のため、令和8年度の金額・継続は市へ確認してください
🧑 若者単身移住支援事業支援金(10万円)
支給額:10万円対象:転入時に39歳以下で単身であること要件:千葉県内の条件不利地域で週20時間以上の無期雇用契約に連続3か月以上在職/市の創業支援事業受講後に市内で創業/地域課題解決型起業支援事業の交付決定/農業・漁業等の地域の担い手 のいずれか申請時期:市への転入後3か月以上1年以内(就業の場合は就業開始から3か月経過後)。ページの更新日が2024年5月のため令和8年度の継続は要確認
🏝 子育て世帯向け移住促進事業「はんぶん島暮らし」(補助金ではありません)
内容:市内の空き家・宿泊施設・貸与品を使って、移住希望の子育て世帯が暮らしを体験できるお試し移住プログラムです。現金の補助ではありません参加登録料:無料登録要件:申込時点で小学生以下の子を持つ父または母/市外に住民票があり親子での移住を検討中/他の登録者・地域住民と円滑に交流する意欲があること有効期間:参加登録は登録日から令和8年9月30日まで(市長が延長を認めた場合を除く)
🎓 勝浦市奨学資金貸付制度(給付ではなく「貸付」です)
金額(月額):高等学校等=10,000円/高等専門学校・専修学校専門課程・大学=30,000円利息:無利息(ただし延滞金はあります)返還:貸付完了月の翌月から起算して1年後〜10年以内。年賦・半年賦・月賦・一括から選べます要件:保護者が勝浦市に居住していること/経済的理由により修学が困難であること/最終学年の評定3.5以上★重要:これは貸付(借入)であって、給付や返還免除ではありません。ページに返還免除の記載はなく、社会人向けの「奨学金返還支援制度」も確認できませんでした
⚠️ 結婚新生活支援事業は「令和8年度の実施」が確認できません
勝浦市の結婚新生活支援事業のページには、夫婦ともに婚姻日時点で29歳以下=上限60万円、夫婦ともに39歳以下で住宅取得の申請=60万円、その他の世帯=30万円という内容が掲載されています。ただしそのページの内容は令和7年度事業のもので、本文に「令和8年度」の記載は一切ありません。さらに千葉県が公表している令和8年度の実施市町村一覧に、勝浦市は掲載されていません。
「令和8年度も実施中」とは言えない状態ですので、利用を検討している方は必ず企画課(0470-62-5095)へ確認してください。
なお三世代同居・近居支援、奨学金返還支援(返還補助)、月額型の若者・新婚向け家賃補助は確認できませんでした。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
👨👩👧 子育て世帯(勝浦市はここが突出)
・0〜2歳の保育料が無償 → 3〜5歳は主食費・副食費も無償・小中学校の給食費は市の案内では全額補助/子ども医療費は高校生相当まで自己負担なし・所得制限なし・第2子で20万円・第3子以降で40万円の出産祝金+おむつ等の給付券10万円分・保育所に預けない場合は在宅子育て助成が月1万円(満3歳の年度末まで)
🚚 東京23区から勝浦市へ移り住む人
・移住支援事業支援金(世帯100万円+18歳未満の子1人につき100万円)・若者等住宅取得奨励金(40万円+転入加算20万円=最大60万円)・賃貸なら若者等賃貸住宅入居奨励金(10万円+転入加算10万円=最大20万円)・まずは「はんぶん島暮らし」でお試し移住を体験できます(参加登録は無料)
🏡 古い家・空き家を持っている人
・木造住宅耐震化促進事業(改修は3分の2・上限100万円、シェルターは上限20万円)・合併処理浄化槽の設置替え(最大948,000円)・空き家流通促進補助金(家財処分30万円/リフォーム50万円)+空き家活用奨励金10万円・危険ブロック塀の撤去+生垣などの新設(上限30万円)
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
📅 ①住宅系は「12月」が締切です
勝浦市の住宅系補助金は年度末まで受け付けているわけではありません。木造住宅耐震化は12月10日まで、危険ブロック塀等改修は12月20日までで、いずれも工事着手前の申請が必要です。脱炭素化促進補助金は先着順で、市が予算残額を公開しているほど枯渇の可能性があります。
🚫 ②「制度がない・終わっている」ものに注意
結婚新生活支援事業は令和8年度の実施が確認できません(県の一覧に勝浦市の掲載なし)。また奨学資金は貸付であって返還支援ではなく、「はんぶん島暮らし」は現金補助ではなく体験プログラムです。空き店舗等活用起業補助金や障害者グループホーム運営費補助金は事業者向けで、個人は対象外です。
🔢 ③ 古い金額が出回っています
乳児おむつ等給付券は10万円分ですが、市公式の別ページや県の移住ポータルには「7万円分」という古い金額が残っています。また木造住宅の耐震改修は上限100万円ですが、民間のまとめサイトには「80万円」という旧情報が残っています。さらに徳島県勝浦「町」の制度と検索結果が混ざりやすいので、必ず勝浦市の公式サイトで確認してください。
まとめ|勝浦市の補助金は「使えるものを知る」ことから
勝浦市は、子育て世帯への支援がとにかく手厚い市です。0〜2歳の保育料が市独自に無償で、3〜5歳は主食費・副食費まで無償。小中学校の給食費も市の案内では全額補助とされ、子ども医療費は高校生相当まで自己負担なし・所得制限なし。生まれてから高校卒業まで、お金の心配が少ない環境が整っています。
出産すれば第2子で20万円、第3子以降で40万円の祝金に加えて、おむつ等の給付券が10万円分。保育所に預けずに家庭で育てる場合は、月1万円の在宅子育て助成もあります。
移住では、東京23区からの移住支援金が世帯100万円+18歳未満の子1人につき100万円。市独自の若者等住宅取得奨励金(最大60万円)とあわせれば、さらに手厚くなります。ただし住宅系の補助は12月が締切で、いずれも工事の前に申請が必要です。気になるものがあれば、早めに市の窓口へ相談してみてください。