
山武市の支援制度、ざっくり言うと
山武市は移住支援金の対象市町村です。東京23区から移り住むと、条件次第で世帯100万円+子育て加算100万円が受けられます。
三世代で同居・近居するための住宅取得には上限75万円、結婚して市内に住む場合は最大60万円の支援があります。
子ども医療費は18歳の年度末まで自己負担なし。ペレットストーブや市内産木材の利用に対する補助など、山武市ならではの制度もあります。
ただし給食費が全員無償なわけではありません(第3子以降・中学校のみが対象)。この点はよく誤解されるので注意してください。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の山武市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、山武市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、山武市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
☀ 住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金
補助額の目安:エネファーム=上限10万円/蓄電池=上限7万円/窓の断熱改修=対象経費の4分の1・上限8万円/EV(太陽光+V2H併設)=上限15万円/EV・PHV(太陽光のみ併設)=上限10万円/V2H充放電設備=対象経費の10分の1・上限25万円要件:市内に住所があり、世帯全員が市税を滞納していないこと。蓄電池・EVは太陽光発電設備との接続が必須。窓の改修は1室単位で外気に接する全部の窓を断熱化します注意:交付決定の前に着工すると対象外です(申請→交付決定→工事の順)。国の「住宅省エネ2026キャンペーン」との併用ができます
🔨 木造住宅の耐震診断・耐震改修工事補助
耐震診断:診断費用の3分の2以内・上限6万円(昭和56年5月31日以前に着工した在来軸組構法・地上2階以下)。受付は令和8年4月1日〜12月28日耐震改修:対象経費の3分の1以内・上限50万円(平成12年5月31日以前に着工したもの。診断より対象年が新しい点に注意)。受付は令和8年4月1日〜11月30日工事の条件:耐震診断で「倒壊する可能性がある/高い」と判定され、改修後に「一応倒壊しない/倒壊しない」が見込めること。交付決定年度の2月末日までに完了させます
🧱 危険コンクリートブロック塀等撤去事業補助金
補助額の目安:「撤去費用の合計」と「塀の長さ1mあたり1万円」のいずれか少ない額・上限10万円対象:塀の所有者または承認された管理者(法人は対象外=個人向け)。市税の滞納がなく、売却目的の整地や建物解体に伴うものでなく、自己施工でないこと受付:令和8年4月1日〜11月30日(予算の上限に達し次第終了)
🏘 空き家バンク登録物件改修事業補助金
補助額の目安:対象経費の3分の2以内・上限50万円対象:山武市空き家バンクの登録物件を購入または賃借して移住・定住する方(世帯全員が市税を滞納していないこと)対象になる工事:台所・浴室・洗面・トイレ、上下水道/電気/ガス設備、屋根・外壁の修繕、内装仕上げなど(外構・別棟・家具の購入は対象外)注意:交付後10年間は取り壊しなどができません。受付は令和8年4月1日〜11月30日
🚿 浄化槽等設置事業補助金
補助額の目安:設置=5人槽33万2千円/7人槽41万4千円/10人槽54万8千円。撤去費=単独処理浄化槽から18万円/くみ取り便槽から12万円。宅内配管費=33万円対象:単独処理浄化槽・くみ取り便槽から合併処理浄化槽(10人槽以下)への転換(新築は対象外。法人・賃貸物件・市税滞納者も対象外)受付:令和8年4月6日〜11月30日。工事の完了期限は令和9年1月29日です
🔥 ペレットストーブ等補助金/市内産木材利用促進事業補助金
ペレットストーブ等:購入・設置費の2分の1以内で、ペレットストーブ15万円/薪ストーブ10万円/バイオマスボイラー20万円が上限(1台あたり)。本体・煙突・付属品・壁貫通工事・設置工賃が対象市内産木材:構造材(梁・柱)は1㎥あたり1万円、内装材(天井・床・壁)は1㎡あたり5千円で上限50万円。住宅・店舗・事務所などすべての建物が対象で、新築・増築・改修に使えます注意:ペレットストーブは購入・設置の前に申請(先着順)。市内産木材は着工前に施工業者が申請し、施工業者が市内に本社を有することが条件です
💧 浄水器設置費補助金
補助額の目安:購入・設置費の2分の1または10万円のいずれか低い額(一定の要件に該当する方は上限20万円)対象:上水道が使えず、汚染された地下水を使用している世帯(水道が利用できる方は対象外)。市税の滞納がないこと注意:購入・設置の前に申請が必要で、6か月以内の水質検査結果が必要です
👶 出産・子育ての支援
🏥 子ども医療費助成制度(18歳年度末まで自己負担なし)
対象:0歳〜18歳到達後最初の3月31日まで。令和5年8月に「子ども医療費助成」と「高校生等医療費助成」が統合され、18歳の年度末まで拡大されました自己負担:保険診療分の自己負担額を全額助成します(自己負担なし)注意:市公式ページに所得制限の記載はありません。詳しくは市公式で確認してください
🤰 妊婦のための支援給付
給付額の目安:妊娠時5万円(1回目)+出生後に子ども1人につき5万円(2回目)対象:令和7年4月1日以降に出産した方、医師により胎児の心拍が確認され妊娠届を提出した方。山武市に住民票があり、他の自治体で同じ給付を受けていないこと注意:申請書類の受理から振込まで約1か月半かかります
🩺 産後ケア事業/産婦健康診査費用の一部助成
産後ケアの自己負担:宿泊型=1日3,000〜3,200円/日帰り型=終日1,600〜2,000円・2時間1,000〜1,200円/訪問型=1回1,200〜1,400円。市民税非課税世帯・生活保護世帯は全額免除そのほかの世帯:償還払いの申請で1回あたり最大2,500円×5回分の助成が受けられます。利用は各型とも7日以内(産後1年未満が対象)産婦健診:1人1回・上限5,000円(産後2週間ごろまたは1か月ごろの健診)。契約外の医療機関は償還払いです
🍚 第3子以降の学校給食費無償化(中学校のみ)
対象:市内に住所があり、平成20年4月2日〜平成26年4月1日生まれの子を3人以上扶養し、第3子以降が山武市立中学校に在籍する保護者★重要な注意:対象は中学校のみで、小学校は対象外です。また全児童生徒の給食費が無償になる制度ではありません(「山武市は給食費無償」というのは誤りです)要件:生活保護・就学援助等で給食費の支援を受けていないこと、給食費の滞納がないこと。申請期限があるため市公式で確認してください
📚 就学援助制度
主な支給額:学用品費=年額11,630円〜22,730円(学年により変動)/通学費=小学生2,270円ほか/給食費は教育委員会が給食センターへ直接支払/修学旅行費は実費/医療費(う歯・中耳炎など特定の疾病)所得の目安:世帯人数に応じておおむね年間所得150万〜260万円未満、加えて市民税非課税・児童扶養手当受給・失職による収入減などの事情があること申請:通年で受け付けています
👯 多胎児・妊産婦への支援/初回産科受診料の支援
多胎児支援:多胎妊婦健康診査(追加分)の償還払い、多胎妊産婦サポーター事業、多胎家庭サロンなどがあります初回産科受診料:低所得の妊婦の初回産科受診料を支援する事業があります注意:いずれも金額・回数の詳細は市公式ページで確認してください
👪 児童手当・児童扶養手当/ひとり親家庭等医療費等助成
児童手当・児童扶養手当:いずれも国の制度で、市が窓口です。令和6年度の制度改正により、児童手当は所得制限が撤廃され高校生年代まで拡大されましたひとり親家庭等医療費等助成:制度は存在しますが、助成内容・自己負担・所得制限は市公式ページで確認してくださいそのほか:子育て応援!チーパス事業(千葉県)、千葉県の小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法の助成なども案内されています
🚲 自転車ヘルメット購入補助金
補助額の目安:購入費の2分の1・上限2,000円(送料・手数料は対象外)対象:申請時に市に住民登録があり、令和8年4月1日以降に購入した方(税の滞納がなく、過去に受給していないこと)。SG・JCF・CE(EN1078)・GS・CPSCなどの安全基準に適合した製品受付:令和9年3月19日午後5時まで(予算に達し次第終了)
💍 結婚・移住・定住の支援
🚚 山武市移住支援金(世帯100万円+子育て加算100万円)
支給額:2人以上の世帯 100万円/単身世帯 60万円。さらに申請時点で18歳未満の世帯員が同時に転入した場合は100万円が加算されます(人数あたりの扱いは市へご確認ください)移住元の要件:東京23区内に通算5年以上(直近10年内)在住または通勤し、うち移住の直前に1年以上継続していること移住先での要件:次のいずれか──①就業=千葉県のマッチングサイト掲載求人に就業(週20時間以上の無期雇用など)②起業=県の起業支援金の交付決定を申請日から1年以内に受けている ③関係人口=Uターン者で農林水産業に従事、または家業を承継その他の要件:移住時に50歳未満、市税等の滞納がないこと、5年以上の定住意思があること申請期限:令和9年2月26日(申請が多い場合は期限前に終了することがあります)。窓口は企画政策課 政策推進係
🏠 三世代同居等支援補助金(上限75万円)
補助額の目安:住宅の取得・新築・建替え・増築・リフォーム費用の2分の1・上限75万円対象:15歳以下の子がいる世帯で、市外から転入して三世代同居または近居を始める方(申請日または契約日の1年前から市の住民基本台帳に登録がないこと)住宅の要件:市内に建築された住宅(マンション・併用住宅を含む)で延床面積50㎡以上、都市計画法・建築基準法に適合していること注意:契約前の「事前相談」または契約後・転居前の「事前審査」が必須です。交付決定後3年以上、三世代同居等を続けることが条件です
💍 山武市結婚新生活支援補助金
補助額の目安:夫婦ともに婚姻日時点で29歳以下=上限60万円/39歳以下=上限30万円主な要件:夫婦ともに婚姻日の年齢が40歳未満、婚姻日が令和8年1月1日〜令和9年3月31日、世帯合計所得500万円未満、市税の滞納がないこと対象になる費用:住宅の取得費・リフォーム費・賃借費(敷金・礼金・仲介手数料など)および引越費用。令和9年3月31日までに支払いを完了していること必須の条件:ライフプランや家事分担などに関する事前講座の受講証明が必要です。受付は令和8年4月1日〜令和9年3月31日(予算に達し次第終了)
ℹ️ 家賃補助・奨学金の返還支援は確認できませんでした(2026年時点)
山武市では、若者・新婚世帯向けの家賃補助、奨学金の返還支援(返還額の補助・肩代わり)、単独名称の移住定住奨励金は確認できませんでした。市にある奨学金制度(山武市奨学資金貸付・看護学生奨学金)はいずれも「貸付」で返還が必要です。移住・定住の支援としては、上で紹介した移住支援金・三世代同居等支援補助金・空き家バンク改修補助が実質的な受け皿になっています。なお「住居確保給付金」は離職などで住居を失うおそれのある方への国の制度で、若者・新婚向けの家賃補助ではありません。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
🚚 東京23区から山武市へ移り住む人
・山武市移住支援金(世帯100万円+子育て加算100万円/単身60万円)・ただし就業・起業・関係人口のいずれかの要件と、移住時50歳未満・5年以上の定住意思が必要です・空き家バンク登録物件改修事業補助金(3分の2・上限50万円)・三世代で住むなら三世代同居等支援補助金(上限75万円)
👨👩👧 子育て世帯
・子ども医療費助成(18歳年度末まで自己負担なし)・妊婦のための支援給付(5万円+子ども1人につき5万円)・産後ケア(非課税世帯は全額免除)、産婦健診(上限5,000円)・第3子以降の学校給食費無償化(中学校のみ)、就学援助制度
🏡 家を建てる・古い家に手を入れる人
・住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金(V2Hは上限25万円・国の制度と併用可)・木造住宅の耐震診断(上限6万円)・耐震改修(上限50万円)・市内産木材利用促進事業補助金(上限50万円)、ペレットストーブ等補助金(最大20万円)・浄化槽等設置事業補助金(設置+撤去+配管で合計80万円超になることも)
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
⏰ ①すでに「今年度の受付が終了」した制度があります
空家等除却事業補助金(撤去費の5分の4・上限50万円)は、予算の上限に達して令和8年度の受付を終了しています。省エネ家電製品買換え促進事業補助金(エアコン8万円ほか)も申込多数で受付終了しました。いずれも令和9年度の再開を待つ形になります。住宅系の補助はほぼすべて予算枠制なので、使いたい制度は年度の早い時期に動きましょう。
📄 ②「交付決定の前」に着工・購入すると対象外です
山武市の住宅系の補助は、ほぼすべて交付決定前の着工・購入が対象外です。ペレットストーブは購入・設置前、市内産木材は着工前に施工業者が申請、三世代同居等支援は契約前の事前相談が必須です。動き出す前に、対象になるか・申請の順番はどうかを必ず確認しましょう。
🔗 ③「給食費が全員無償」ではありません
山武市の給食費無償化は第3子以降・中学校のみが対象で、全児童生徒が無償になる制度ではありません。また、市の旧URL(/page/pageXXXXXX.html)が検索に残っていますが、多くは現行のURLに移行済みです。特定不妊治療費の助成ページはすでに削除されています。金額・対象・期間は年度ごとに変わるので、申請時は必ず市公式ページで確認してください。
🌧 【2026年8月の豪雨で被災された方へ】臨時の支援制度
令和8年8月13日の大雨特別警報にともなう豪雨で、山武市も被災自治体となっています。次の支援は今回の災害に対する臨時措置です。
・被災住宅の応急修理=大規模半壊・中規模半壊・半壊は1世帯あたり757,000円、準半壊は367,000円。★修理業者への支払いが完了している場合は対象外のため、着工前の申請が必須です(被害の写真・修理見積・住民票・罹災証明書が必要)
・罹災証明書(住家の被害程度を証明)と被災証明書(家財・車両など住家以外の被災を証明)の発行
・災害義援金の受付、災害ごみの処理、NHK受信料の免除、金融上の措置(千葉県)、水害時の衛生対策と消毒方法の案内
各種支援や保険請求の前提になるのが罹災証明書です。まずは市の窓口で申請してください。
※災害見舞金・被災者生活再建支援金・市税や国民健康保険税の減免については市公式で個別ページを確認できませんでした。窓口へお問い合わせください。
まとめ|山武市の補助金は「使えるものを知る」ことから
山武市は移住支援金の対象市町村で、東京23区から移り住む場合は世帯100万円+子育て加算100万円という大きな支援が受けられます。三世代同居等支援(上限75万円)、結婚新生活支援(最大60万円)とあわせて、市外から移り住む人への支援が厚いのが特徴です。
子ども医療費は18歳の年度末まで自己負担なし。住宅面ではペレットストーブや市内産木材の利用に対する補助など、地域の特色を活かした制度もあります。
いっぽうで、空き家の除却補助や省エネ家電の補助はすでに今年度の受付を終了しています。また給食費は第3子以降・中学校のみが無償で、全員無償ではありません。対象になりそうなものを見つけたら、まずは山武市の公式ページで最新の内容を確認してみてください。