
一言で言うと、
香取市は、エリアによって地震の揺れや液状化・浸水・津波のリスクが変わります。
2011年の東日本大震災では、香取市でも液状化による被害があり、市立新島中学校では地盤沈下や給排水管の断裂で復旧に約5か月を要したと記録されています。
住む場所を決める前に、台地か河川沿いの低地かをハザードマップで確認しておくのが、いちばんの備えになります。
香取市の防災リスク早見表
各市の公式ハザードマップが示す想定区分をもとにした5段階表示です。市内でもエリアによって差があるので、目安としてご覧ください。
香取市の地形と成り立ち
香取市は大きく、利根川・小野川沿いの水郷地帯である「佐原地区」(低地・旧河道・干拓地が多い)と、山田・栗源・小見川の一部にあたる台地部に分かれます。
旧佐原市の中心部は伝統的な水郷の街並みで知られ、地盤としては軟弱な低地・干拓地が広がる点が周辺の市と大きく違います。
▲ 香取市周辺の空中写真。エリアによる地形の違いが見てとれます。 地図はドラッグ・ズームで動かせます。出典:国土地理院「地理院地図」
過去の災害に学ぶ
2011年の東日本大震災では、香取市でも液状化による被害があり、市立新島中学校では地盤沈下や給排水管の断裂で復旧に約5か月を要したと記録されています。
水害では、利根川の氾濫が最大のリスクとされ、市の総合防災マップでは利根川左岸(香取市北佐原付近)が破堤した場合の浸水シミュレーションが示されています。
香取市は利根川下流部に位置するため、津波が利根川を遡上する想定も千葉県によって示されています。「内陸だから津波は関係ない」とは言い切れない点に注意が必要です。
※参考:香取市 総合防災マップ。数字は各種資料をもとにしたもので、資料により多少の幅があります。
香取市のハザードマップの見方
香取市では、洪水(利根川・小野川ほか)・内水・土砂災害・津波(河川遡上)の情報が総合防災マップにまとまっています。
佐原地区の低地か、周辺の台地部かで防災リスクが大きく変わるので、番地単位での確認が特に重要です。
浸水のふかさや液状化・津波のしやすさはエリアで変わるので、気になる物件の番地で、実際のマップを開いて確認しておくと安心です。
▲ 香取市周辺の洪水・内水の浸水想定(想定最大規模)を表示しています。地図はドラッグやズームで動かせます。 左の「災害種別で選択」から高潮・津波・土砂災害・地形分類にも切り替えられます。
出典:国土地理院「重ねるハザードマップ」
※参考:香取市 総合防災マップ/標高は地理院地図で確認できます。
香取市で住む・引っ越すときのチェックリスト
最後に、香取市で住まいを選ぶ・引っ越すときに確認しておきたいことをまとめます。
🗺 番地単位でハザードマップを確認する
台地か、低地・埋立地かで、地震の揺れや液状化・浸水のリスクが変わります。
市の水害・液状化・津波ハザードマップを、気になる物件の番地で確認しておくと安心です。
📋 重要事項説明で地盤・水害の説明を聞く
不動産取引では、水害ハザードマップや液状化・地震の情報が説明されます。
流し聞きせず、物件の位置をその場で一緒に確認しておくと安心です。
🏠 心配なら地盤調査・対策履歴を確認する
個々の宅地の地盤や対策の履歴は、公開マップだけでは分かりません。
気になる場合は、地盤調査の報告や造成・対策の履歴を確認しておくと安心です。
香取市で備えたい防災グッズ
🎒 最低限そろえておきたい防災グッズ
目安は「1人あたり最低3日分(できれば1週間)」です。まだ何もそろえていない人は、まずここから。
※乳児のミルク・おむつ、持病の薬など、家族構成に合わせて調整を。備蓄は定期的に賞味期限をチェック。
出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」/千葉県「備蓄」(水の「1人1日3L」は農林水産省、携帯トイレの回数目安は神奈川県による)
千葉すまいラボおすすめ|まず備えたい防災3点
浦安のように断水・停電が広い範囲で起きた街では、「①持ち出し一式 ②水で作れる食料 ③電源」の3つを先に押さえておくと安心です。
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まとめ|香取市の防災は「自分の番地」で確認する

香取市は、台地か河川沿いの低地かでリスクが変わる街です。
だからこそ、住む場所を決める前に、市のハザードマップで「自分が住む番地」がどんな地形かを確認しておくことが、いちばん確実な備えになります。
